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       小金井桜とは・・・

 現存する小金井桜のルーツは吉野山(奈良県)、桜川(茨城県)、北上(岩手県)とされています。

 江戸時代の 元文~寛保年(1736~1744)八代将軍徳川吉宗の頃、幕府の命を受けた武蔵野新田世話役の川崎平右衛門定孝が、小金井橋を中心とする上下流6km に桜を植えました。植樹は貧しい新田農村のための「村おこし策」 だったと考えられ、これがやがて「小金井の桜」として全国的な桜の名所となる始まりでした。 

 昭和40年代に入ると、小平監視所下流の玉川上水の通水が停止され、水路や桜並木の荒廃が始まり、わずか20数年でケヤキなどの雑木が繁茂して雑然とした景観に変わり果てました。
 昭和61年(1986)に下水処理水の放流により上水の崩壊はかろうじて免れましたが、生育環境の悪化によりサクラの枯死が促進されています。

 玉川上水は平成15年8月に国の史蹟に指定され、名勝小金井(サクラ)と一体のものとして保護対策が求められています。

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